ライターの始め方についてSTEP1から4まで順に解説してきました。
ここまで順調に進めてこれたあなたは、ライターとしてやるべきことはできたはず。あとは少しでも良い条件で長く続けられる案件を探すだけです。
そのためには、クライアントとの付き合い方も大切。
このSTEP5では、ライターとして長く活動していく為にもっとも必要と言えるクライアントとの付き合い方について解説します。
やはり人間だれしも相性があるものなので、クライアントと意見や方針が合わないことがあります。なかなか良いクライアントに出会えない…と思うこともありますよね。
そうなると、ライター活動も辛くなってしまいます。
また、直接会って仕事をする訳ではないので、お互いのことをよく知らないゆえにトラブルに発展してしまうこともあるんですよね。
そんな時にどうすれば良いか、ちょっとマインド的な話になるので、余裕がある時に読んでみてください。
目次
クライアントとの付き合い方
ライターとして活動する中で、今まで気を付けてきたことを振り返ってみたら、以下のようなことがありました👇
・メッセージのやり取りはていねいに
・感謝の気持ちをひんぱんに伝える
・伝えたいことがあれば言葉を選びながら伝える
・お金のことは仕事前にはっきりさせておく
・納期を守りつつできるだけていねいな仕事をする
メッセージのやり取りはていねいに
顔が見えない取引だからこそ、メッセージのやり取りをていねいにすることが大事です。
普段なら、別に返信しなくても良いかな…と思うようなことでも、承知しましたと一言返すだけで信頼してもらい、しっかりコミュニケーションが取れるようになります。
私も普段はけっこう適当で連絡はあまり返信しないこともあるんですが、仕事では十分すぎるくらいていねいにメッセージをする、ということを心がけていました。
仕事もスムーズにできるので、ていねい過ぎるくらいがちょうど良いのかもしれません。
感謝の気持ちをひんぱんに伝える
感謝の気持ちをひんぱんに伝えることで、お互い気持ちよく仕事ができます。
連絡をもらった時やアドバイスをもらった時、納品記事を確認してアップしてくれた時など都度感謝の気持ちを伝えます。
ありがとうございます、って普段何気なく使う言葉ですが、意識して使うだけで顔が見えず不安なお取引も安心して取引できるようになるんですよね。。
厳しいことを言われたとしても、一旦まずは感謝の気持ちを示してワンクッション置くことで、お互いストレスをためずに接することができると思います。
伝えたいことがあれば言葉を選びながら伝える
顔が見えないと、なぜか普段はなかなか言えないようなことも言えたりするんですよね。
そんなにキツイ言い方をしなくても良いはずなのに、つい強く言っちゃうことってあると思います。
伝え方に気を付けないと、不用意に相手にイヤな思いをさせてしまうことがあります。
なので、顔が見えないからこそ、言葉の選び方に気を付けながら伝えたいことを伝えるようにしましょう。
クラウドソーシングで発注してるクライアントは、みんながみんな法人としてやっているわけではなく、個人でやっている人も多いです。
体制が整っていなくて、不満がでることもあります。
私も過去に何度かクライアントにイライラしたことがあります。
よく覚えているのが、クライアントが用意している記事投稿ツールで記事を執筆していた時のことです。書き終えた記事が、後になって確認したら消えていたんです…
ちゃんと書き終わって、しっかり保存したのに記事が無いんですよ。しかも何本も。
絶対おかしい!と思って、クライアントにすぐ連絡したところ、私が記事を書いて納品した日にちょうどシステムメンテナンスがあったとのこと。
そのせいで記事が消えた可能性がある、とのことなんですが、その可能性があるなら前もっていつシステムメンテナンスの予定で、記事が消える可能性があるリスクを伝えるべきじゃないですか。
そういったお知らせも一切なく、書いた記事が消えたと報告した時にやっと知らせるってどういうことなのかと…
こちらは時間を使って記事を書き、お金をもらっているわけです。
それなのに、クライアント側の都合で記事が消えましたって言われても困ります。
私の場合、念のため記事は全てバックアップを取っていたのですぐに復元できましたが、もしライター初心者でバックアップを取っていなかったら…泣き寝入りだったのかなと思いました。
クライアントの方は謝罪してくださって、今後同じことが起こらないように対策を取ってくれると約束してくれたので良かったですが。
そのことを指摘する時に、ややキツイ口調になってしまったのでそこは自分の反省点でした。
気になることや改善してほしいことがあれば伝えるべきですが、相手の顔が見えないとついカーッとなってしまうもの。
良いお付き合いをしていく為にも、一旦冷静になって言葉を選びながら伝えるようにしたいですね。
お金のことは仕事前にはっきりさせておく
これは一番トラブルになりやすいことかもしれません。
文字単価や1記事の報酬がいくらになるのか、支払日はいつか、など仕事前にしっかり決めておくようにしましょう。
私も以前長期契約の案件を請け負っていた時、支払いだけやたらルーズなクライアントが居ました。最初に確認しておかなかった私も良くないのですが、支払日が「月始め」とかなりアバウトでした。
1日に支払いをする時もあれば、4日とか5日とか、忘れて2・3週目とか…
その度に、今月はいつ支払うんだろう?本当に今月ちゃんと支払うのかな…と心配でストレスでした。
こちらから催促するのも面倒ですし、仕事始めにお金のことはしっかり決めておくと、あとあとトラブルに発展することがなく、ストレスも少ないと思います。
納期を守りつつできるだけていねいな仕事をする
記事はできるだけ早く納品したほうが喜ばれます。
ですが、実は時間をかけてていねいに書いた記事の方が喜んでもらえます。良質な記事を速く納品するのが一番ですが、ライターになりたてだと難しいです。
どちらかを選ぶなら、できるだけていねいな仕事をすることです。
納期を守れるギリギリの日程で、できるだけていねいな記事に何度も書き直ししながら仕上げましょう。
末長い取引になるように
世の中にはいろいろな人が居ますし、本当に自分と合う相性の良い人は限られているのかもしれません。
でも、ちょっとしたトラブルがきっかけでせっかくのご縁を台無しにしてしまうのはもったいないです。
ちょっと接し方を変えてみたり、根気よくコミュニケーションをとっていくことで、自分一人じゃ到底なし得なかった素晴らしい仕事ができたりします。
相手を変えようと思っても難しいですし、何より変わって欲しいという願望を持ち続けるのはストレスです。
それよりも、自分が変わるほうが簡単ですしストレスがなくて楽なんですよ。
なので、良いクライアントに出会えないなぁ、なかなかスムーズに仕事が進まないな…と思った時は自分に変えられるところがないか考えてみて、変えられるところは変えてみてください。
ちょっとしたきっかけで、偶然のご縁が強い絆に変わったりします。
その時、きっとお互いにとってなくてはならない、良きパートナーとして末長いお取引ができるはずです。