ひんぱんに在庫確認していると、だんだん「リクエスト受付中」や「出品停止中」の商品が増えていきます。
在庫確認をしてみたらすでに売り切れてた、発売から時間が経ちすぎて今はもう手に入らない、と言う場合は一旦そのままにしていてもOKです。
ただ、ずーっとそのままにしているのは良くないです。
というのも、リクエスト受付中や出品停止中の商品は、分析することで今後の出品に役立つ情報が満載だから。
不要なら不要で削除したほうが良いですし、必要であれば別の仕入れ先を探したり、商品ページをリニューアルするのも良いでしょう。
アクセス数やお気に入り登録数を見て、反応がない原因や売れた理由などを都度確認することで、今後の受注を増やすことができますし、出品商品のラインナップも充実しますよ。
目次
リクエスト受付中や出品停止中商品が増えたらやること
リクエスト受付中や出品停止中の商品が増えてきたら、そのまま残しておくか、それともすぐ削除するかを考えます。
バイマのホーム画面で「出品管理」にカーソルを当てると、「リクエスト受付中」「出品停止中」の項目が表示されます。
まずはリクエスト受付中から見ていきましょう。
商品がずらりと表示されていると思うので、まずはひとつひとつ見ていきます。
アクセスやお気に入り登録が多い商品もあれば、ほぼアクセスもなければあまりお気に入り登録されてない商品もあるかと思います。
ここで、反応が悪い古い商品は削除し、反応がそこそこ良く比較的新しい商品は保留にすると良いです。
反応が悪い+古い商品は削除する
「反応が悪い」の定義はいろいろあると思いますが、私が思う反応が悪い商品は下記の通りです▼
お気に入り登録数が3未満、お問い合わせは1件もない、アクセスはあって十数~数十程度
反応が良い商品は、アクセスがどんどん増えていきますし、それに比例するようにお気に入り登録数も増えていくもの。
お気に入り登録数が0~2くらいでお問い合わせは0、アクセスが0~20・30くらいなら反応が悪いと判断して良いです。
また、古い商品の定義は、3か月以上前の商品。
3か月も前になると、1シーズン前のものになるので商品によってはすでに流行から遅れてしまうものもあります。
3か月出品して反応が悪い商品であれば、今後も売れる可能性はかなり低いので削除したほうが良いでしょう。
反応が良く比較的新しい商品は保留にする
反応が良い商品は、アクセスやお気に入り登録数が多く、お問い合わせも何件も来るような商品です。
こういった商品は、完売して一時的に在庫がなくなっても、再入荷する可能性があります。
削除してしまうと、また一から商品ページを作らないといけないので面倒ですし、古いページほど検索上位に表示されやすいので、なるべく削除しないほうが良いです。
一旦保留にしておいて、再入荷があったり、別の仕入れ先で買い付けできそうであれば出品を再開すると良いですね。
目安としては、お気に入り登録数が3以上でアクセス数が数十以上、お問い合わせが数件以上あり出品から3か月以内の商品。
私も、一旦保留にしておいて少し時間が経った時に仕入れ先で再入荷することが時々あります。その時はすぐにまた再出品するようにしていますね。
商品を整理する時は売れる理由と売れない理由を考えよう
商品ページを整理していると、「この商品は完売しちゃったけど、けっこう売れたなぁ」という商品もあれば、「この商品売れると思ったのに、全然反応なかったな…」という商品もあると思います。
そんな時、ただ単にぼんやりと眺めて整理するのではなく、売れた理由と売れなかった理由について考えてみましょう。
理由を考えてみると、今後の出品ラインナップの参考になったり、売れる商品を見つけやすくなります。
売れる理由とは?
売れる理由には、下記のようなことが考えられると思います▼
- 他のバイヤーよりも安かった
- 他のバイヤーが出していない商品だった
- ライバルが少ないブランド(カテゴリー)だった
- 画像がインパクトがあり綺麗だった
- すぐに発送してもらえそうだった
- 評価的に安心して取引できそうなバイヤーだった
- お問い合わせが迅速丁寧で好感が持てた
- 検索順位上位だった
売れる理由にはいろいろありますが、自分の商品はどれに当てはまるのか?を考えてみてください。
例えば、とあるブランドのバッグが立て続けに何個も売れ、毎月安定して売れるようになったとします。
同じ商品を出品しているバイヤーを調べてみて、自分より安く出しているバイヤーが居たら、値段だけで選ばれたわけではないってことですよね。
国内完売商品、限定商品だったわけではなく、他のバイヤーも自分と同じように出品している商品なら、希少性で選ばれたわけでもないです。
もしかしたら、画像がすごく綺麗で引き付けられたお客様が多かったのかもしれません。
手元に在庫を数点持っていた為、早く発送してくれると思われて購入する人が続出したのかもしれません。
これが売れた理由かな?と思えるものがあれば、新たに商品を出品していくときに、出来る限り生かしていくことです。
例えば、画像が綺麗なのが理由と考えるならば、画像の精度を上げるために今後さらに工夫をしていくと良いですよね。
手元に在庫があったことが理由と考えるならば、売れそうな商品はいくつか在庫を持ってみたり、手元の在庫がなくなりそうだと思ったら受注が来る前に買い付けする、などの対策ができると思います。
売れない理由とは?
逆に売れない理由についても考えてみましょう。
例えば、下記のような理由が浮かぶかと思います▼
- 国内定価あるいは他バイヤーよりも値段が高かった
- ライバルが多く差別化が出来なかった
- 画像がいまいちで購買意欲を掻き立てることができなかった
- すぐ欲しいお客様が多く手元に届くまで時間がかかりそうだと思われた
- セレクトショップではなく直営店購入のものを希望していた
- 問い合わせに時間がかかり他バイヤーを選ぶ人が多かった
- 関税がかかるのがイヤなので関税込みのバイヤーを選んだ人が多かった
「もしかして、国内定価よりも高かったから売れなかったのかな?」
「他バイヤーよりも値段が高かったから売れなかったのかな?」
そう思ったのであれば、次からは国内定価よりも安く、他バイヤーよりも安い商品を出品できるようにすると良いですよね。
ライバルが多くて差別化できないから売れないのかな?と思ったのであれば、ライバルが少ない商品を優先的に出品することができますよね。
もしくは、同じブランドで違うカテゴリーにしてみたら意外と売れるようになるかもしれません。
これが原因かな?じゃあ、今度はこうしてみよう、次からはこの戦略で行こう、という風に、考えながら対策を取っていくことが大切です。
試行錯誤することで売れる商品がわかるようになる
商品を整理して試行錯誤して対策を取っていく。
この繰り返しで、だんだんと売れる商品がわかるようになりますし、実際売れていくようになります。
プレミアムパーソナルショッパーなど、スーパーバイヤーさんは、そうやってたくさんのデータを持ち、そのデータをもとにしているから売れる商品を出品して確実に受注を得ているんだと思います。
中には、もともとファッション関係の仕事をしていたプロも居ると思いますが、全くファッションについて知識のない人も居るはずです。
そういう人がどうやって上り詰めるのかというと、やっぱりデータを集めることが大事なんじゃないかと思います。
他のバイヤーさんの出品内容や売っている商品をチェックするのも大事ですが、ぜひこの機会に自分が出品している商品、売れたもの売れなかったものを整理してみてください。
在庫確認のついででも良いので、どんな小さなデータでも細かく集め、受注につなげていきましょう!
時短&楽な在庫確認のやり方についてはこちら▼