今日が24年7月29日(月)なので、ちょうど約1か月前に閉鎖したMatchesfashion。
現在は、アクセスするとイギリスのセレクトショップFLANNELSのショップページが表示されています。
Matchesfashionは1987年創業でオンラインストアは2007年から。
世界でもトップクラスの大手セレクトショップの閉鎖はなかなかの衝撃でしたね…。
私もBUYMAを始めて以来、Matchesfashionにはたくさんお世話になってきました。
今ぐらいの時期はもう夏のセールがだいぶ盛り上がってきているのが例年で、利益商品がザクザク発掘できていたのはもう過去の話ですね…とても残念です。
まさか、あの大手ショップが閉鎖するとは…と、危機感を感じた人も居るかと思います。
買付先が1つ減ることで売り上げに影響する人も0ではないと思ったので、今回はMatchesfashion閉鎖に見る今後のEC物販の戦い方について考えてみました。
目次
今後大手サイトが消えていく可能性
Matchesfashionも大きな負債を抱えていたとのことですが、Matchesfashionの前に買収されたFarfetchもやはり多額の負債を抱えていましたね。
そして、NetaporterやYooxグループも今後似たような結果になるかもしれないとか。
どれも大手のグローバルECサイトですし、Matchesfashionも1商品でも大きな利益が取れるくらいお宝が眠っていました。
そのサイトが閉鎖するということは、単純にバイヤーの利益も減るわけなので対策を取っていかないといけないですよね。
対策と言っても、シンプルに新しい買い付け先を見つけるしかないのですが、これを継続的にやっていくべきだと思います。
現在の買い付け先だけで満足していると、それがいつ無くなるかわからないですからね。
なので、こういったニュースが流れてきたら
・自分事に置き換えて新しい買い付け先のリサーチを強化する
・取り扱いブランドやカテゴリを見直す(増やす)
といったことをやっていきましょう。
今後は自社ECサイトを強化していくブランドが増える予測
Matchesfashionの閉鎖は、ブランドへの支払いが滞り関係を断ち切られたことが要因とされています。
ブランド側としても、いろいろなブランドを扱う総合ECサイトと提携してもさほど旨みがなかったり。
その為、自社のECサイトを強化していくブランドが今後増える見込みだそう。
新しいブランドもどんどん生まれていますし、実際にshopifyに自社で出店するブランドが増えていると各メディアで言われています。
これを踏まえたうえで、どのブランドをどこでどのように買い付けするのかを考えていかないといけないと思います。
また、こういった情報をスピード感を持って手に入れられるよう常にアンテナを張っておきましょう。
WWD JAPANやFashionsnapはファッションも含め国内外のニュースがすぐ入ってくるのでおすすめです。
サイト閉鎖前の期間も有効活用しよう
サイト閉鎖が発表されたら、まずはそのサイトにポイント等残っていれば使い切る必要がありますし、閉店セール等イベントもおこなわれ安く買い付けできるチャンスがあります。
普段はそんなに安くならない商品も安くなっていたりします。
なので、いつもはチェックしないブランドやカテゴリもまんべんなく見ていきましょう。
Matchesも、サイト閉鎖前に見てみたらバイマでよく売れるロエベの人気バッグがだいぶ安くなっていました。
こういった機会に、在庫を持っておきたい商品は無いかリサーチして実際に仕入れたり。
逆に、そのサイトでの限定商品等で他で買い付けできそうになければ今後は出品を取り下げるなどの対応も忘れないようにしたいですね。
変わらずコツコツ対策を取っていこう
こういった衝撃的なニュースが流れると、危機感を感じて今後のEC物販も悲観的に考えてしまうかもしれません。
でも、大手のショップが1つ2つと消えることがあっても全てのショップがなくなるわけではなくブランドが消えるわけでもないです。
ただ、ずっと同じ戦い方で良いってわけではないので、その時に合わせた戦い方を考えながら出来ることをコツコツ継続していくことが大事だと思います。
コロナ禍も、オンラインはまだかろうじて買い付け出来ていたものの、店舗買い付けはロックダウンの影響でかなり厳しかったと思います。
私もコロナ禍では、オンライン買い付けをメインにやっていたので売り上げが激減することはありませんでした。
それでも、店舗だけでなく倉庫も閉鎖となり完全に買い付けが出来なくなったお店もありました。
その影響で、今の買い付け先だけだったら十分な仕入れができないから買い付け先を増やそうと思い、頑張ってリサーチ&交渉を続けた結果買い付け先が一気に増えました。
また、一部の国に限定していた買い付け先が世界中に分散されたのも良かったと思います。
ピンチの時は、今の自分の状況を見直し飛躍するチャンスでもあるので、この機会に販売スタイルを確認して今後の戦略を練っていきましょう!