当ブログでおすすめしているAmazon独自カタログの手法には主に2種類あり、セット品とギフト品があります。
関連:Amazon物販の独自カタログとは?月30万稼ぐやり方について解説
セット品とは、全く同じ商品や関連商品をセットにして販売します。
同じ商品を出品する競合が複数居るので、おまけをどう付けるかで差別化を図ることが大切。
そのおまけは100円前後くらいまでのもので良いのですが、購入者がもらって嬉しいものや役立つものを考えます。
一方、ギフト品はお礼やあいさつなどのプレゼント、年間行事で贈るプレゼントが中心です。
今回は、セット品についてより具体的に解説していきたいと思います。
リサーチから利益商品の増やし方、差別化のはかり方など詳しい内容を載せているのでぜひ最後まで読み進めて売り上げ拡大につなげてください。
Amazon物販独自カタログのセット品事例
Amazon独自カタログのセット品で、利益が取れる商品を実際にリサーチしながら解説していきます。
今回は、Amazonのドラッグストアカテゴリーで「洗剤 セット」と入力して検索していきます。
表示された商品を上から順に見ていきます。
こういった、ポケットティッシュや店名入りのカードなどがおまけとして付いている商品は、独自カタログのセット品として真似しやすいので狙っていきましょう。
まずは画面左の商品「ヤシノミ洗剤プレミアムパワー詰替用540ml×2本セット」から。
クリックして商品ページを確認します。
詰替え用が2袋セットになっていて、出品者の店名入りポケットティッシュがおまけで付いています。
keepaを入れていると下記のようなグラフが表示されます。
keepaを使った詳しいリサーチ方法は下記記事でご紹介しています。
関連:「Amazon物販」keepaを使ったリサーチ(独自カタログのセット品)
緑の線が細かくギザギザ上下に動いているので、よく売れているのがわかります。
平均月間販売数は44個ということで売れ行きOKです。
それでは、この商品を実際に仕入れられるか?そして利益が取れるか?を見ていきます。
商品名をそのままコピペして検索していきます。
パッと見たところ、ビックカメラに同じ商品があり安く仕入れられそうだったので詳しく見てみましょう。
358円/袋でポイントが10%還元ですね。
この価格で利益が取れるのか、Amazonの料金シミュレーターに入れて確認しましょう。
先ほどの出品者の商品ページから、ASINをコピペすると利益計算が可能になります。
原価が358円×2袋で716円なので、商品原価の欄に716と入力。
すると、利益が計算されます。
利益率40%超え、利益1000円超えとなかなか良い数字ですね。
独自カタログの場合大体これくらいの利益率と利益額になることが多いので、独自カタログで言えば平均的です。
同じAmazon物販でも、手法が違うと利益率が10%前後で利益額も数百円なんてこともあるので、いかに独自カタログが利益を取りやすいかおわかりいただけるかと。
先ほど商品ページで調べたところ、月間平均販売数が44個だったので単純に計算してこの商品だけで44000円の利益になります。
こういった商品を展開していけば、月利30万以上は十分実現可能なのでやる価値はあります。
それでは続いてもう1個の商品も見ていきましょう。
こちらは特大サイズの洗剤2袋セットに店名入りのポケットティッシュが付いています。
直近1カ月でどれくらい売れているのかを確認してみましょう。
直近1カ月だと37個売れてます。
時々在庫切れを起こしているので、少し多めに補充するなどして在庫切れをなくせばもっと売れそうな感じです。
それでは商品名「サラヤ ヤシノミ洗剤 野菜・食器用 つめかえ用 1500ml」で検索していきたいと思います。
検索一発目の最初に出来たヨドバシカメラで仕入れが出来そうです。
実際にヨドバシカメラで仕入れが可能かどうかをまずは見ていきます。
在庫ありなので購入可能、597円で買えますね。
この仕入れ値で利益が取れるかどうかを見てみましょう。
FBAの料金シミュレーターに移動し、ASINを入力します。
販売価格やその他手数料は自動で入力されるので、商品原価だけを入力します。
ヨドバシカメラで1袋597円で購入可能なので、2袋で1194円のため商品原価欄に1194と入力。
利益率が27%、利益が806円。
先ほど仕入れ先として閲覧したヨドバシカメラですが、まとめ買い割引があるので3個セットで購入した場合33円引きになると書いてありました。
さらに、ポイントが10%還元なので割引と合わせた場合実質仕入れ額が1054円に。
利益率が31%超え、利益も950円ほどになります。
今回は、パッと見て仕入れが出来そうなお店を選んだのですが、もっと仕入れが安く済むお店が他にある場合もあるので一応他のお店も探してみると良いですね。
ヨドバシカメラで仕入れたとしても、Amazonで月に37個売れているので月の利益はまとめ買いやポイント還元を除外しても29822円になります。
まとめ買いを活用しポイント還元も込みだと、35002円に。
悪くない数字だと思うので、こういった商品を1つでも多く増やしていくことが大切です。
では、どうやってこういった商品を増やしていくのかについても解説します。
利益が取れる商品の増やし方
利益が取れる商品の増やし方は、今回ご紹介したようにAmazonの検索窓にキーワードを入れて検索していくリサーチが1つ。
今回は「洗剤 セット」とキーワードを打ち込んだのですが、このキーワードをどうやって探すかというと、セットで買いやすいもの、ストックしやすいものを考えます。
日用品だと洗剤をはじめ、防災グッズなんかもそうですし旅行や出張で使うものもセットで買いやすくストックするものですよね。
防災グッズだと食品であれば缶詰やレトルト食品、フリーズドライなんかも需要があります。
旅行や出張で使うものであれば、携帯用洗濯袋とか携帯用の小分けになった洗剤とか。
日常で自分自身セットで買いやすい物、ストックして買う物からも連想できると思います。
あとは、一度利益商品が見つかったセラーが出品している商品をリサーチしていくのも1つの手段です。
一度利益が見つかれば、他にも利益が取れる商品を扱っている可能性が高いからです。
ストアフロントにアクセスすると、ベストセラー商品という項目があるのでまずはこちらから見て利益が取れる商品がないかを確認していきましょう。
あとは、商品ページ下の方に「よく一緒に購入されている商品」とあり、購入者がよく買っている商品も合わせて表示されています。
今の商品と組み合わせて新しく出品できないか?というところも考えて出品の参考にするのも良いですね。
その他だと、関連商品からも利益商品が見つかる場合があるので「この商品に関連する商品」も参考にしてみてくださいね。
利益が取れる商品の増やし方のまとめ
- Amazon検索窓からのリサーチを続けていく
- 日用品でまとめ買いやストックで購入する商品を連想する
- 一度利益商品が見つかったライバルセラーの出品商品からのリサーチ
- よく一緒に購入されている商品を確認し、新しくセット品で組んで出品できないか検討
- この商品に関連する商品からのリサーチ
続いてですが、利益商品は見つかったものの、じゃあこれからどうやって差別化をはかれば良いの?おまけの付け方は?というところも解説していきます。
他の競合と差別化するポイント
他の競合と同じ商品を出す以上、差別化しなければ自分の商品は見向きもされず買われません。
一般的に差別化というと、もっとも簡単によくおこなわれているのが価格差ですよね。
他の出品者よりも安く出せばその分買われる可能性は出てきますが、安くすればするほど価格競争になり利益が取れなくなってしまいます。
そこで、他の競合よりもより魅力的なおまけを付けることを意識してほしいです。
より魅力的おまけとは何なのか?というと、その商品を購入する人が欲しいと思うもの、役立つから嬉しいと喜んでもらえるようなものです。
例えば、今回リサーチで見つけた利益商品は、どちらのセラーも店名入りのポケットティッシュを付けています。
でもポケットティッシュって本当に要るのかな?と考えるとそうではないと思うんですよね。
おまけが無いよりは良いけど、もらってそこまで嬉しいわけではないかなと。
じゃあ、何だったら良いのか?というとそれは利益商品のレビューから見えてきます。
最初に見つけた利益商品には、こんなレビューが付いていました。
手荒れするから洗浄力が強いものは使えない、手や指が保護されきれいに保てるというレビューが多くありました。
こういったレビューから推測すると、購入者の方は手荒れに悩んでいて少しでも手荒れを減らしたい、未然に防ぎたいと考えている人が多いです。
そういった購入者の為に、手荒れに使えるようなものを何かおまけとして付けたほうが喜ばれるはずなんです。
そして、そのおまけ分少し値段を高くしても競合ではなく自分のところから買ってもらうことができます。
ちなみにですが、もしAmazonのレビューが少なかったりあまり参考になるレビューが無い場合は仕入れ先のお店のレビューを参考にしてみてください。
こちらは仕入れ先のビックカメラのレビューです。
内容的には同じようなことが書かれていますね。
手荒れ・手の乾燥が気になる方、肌が弱い方などが購入しているようなので肌が弱い方向け、敏感肌の方向けに何かおまけを付けてあげると喜ばれるはずです。
独自カタログのセット品はリサーチが簡単&仕入れ先もすぐ見つかる
独自カタログのセット品のリサーチのやり方と利益商品の見つけ方、差別化のはかり方などについて解説しました。
やってみると意外とリサーチが簡単、そして仕入れ先も見つけやすいのがおわかりいただけたかと思います。
それに、毎月よく売れている商品かつ利益1000円~取れる商品が多いということも伝わったのではと思います。
せどりをやっていた身としては、本当にやらない理由が無いと思うんですよね。
私がせどりをやっていたころは、月商350万で利益70万を超えても毎日毎日朝から晩までkeepaを使ったりセラーからのリサーチしてそれでも利益商品が1個だけとか。
全然見つからない日も多々ありました。
それに、やっと見つけた利益商品でもすぐ完売したり廃盤で取り扱いが無くなって…と仕入れが安定せずにリピートでの販売がどうしても出来なかったんですよね。
そんなせどりの経験と比べると、独自カタログのセット品はリサーチが楽で仕入れもしやすいのは断言できます。
せどりのようにただ相乗りをして価格競争に巻き込まれるような状態と違い、きちんと差別化をはかったうえで自分だけの商品ページを作れば資産になっていきます。
この記事があなたの売り上げアップの一助になれば嬉しいです。